C. K様[Part4]運動も勉強もそしてピアノも

10

9.2015

子育てと図鑑

(お宅に移動。生き物大好きなお嬢さんのお部屋拝見。)

おじゃましまーす。おやだれもいらっしゃらないのに女の人の声が? 
娘もこの会話にお邪魔してもいいでしょうか? 
おやおや、いつもそうやってお嬢さんと
TV電話で話していらっしゃるのですか? (カメラで写しつつ)
娘も一緒で、失礼します。 そうなんです。
毎日2時間くらいは。 
えー。2時間も?
お家の中を移動する時もご一緒なんですね。
Eさん、こんにちは~!初めまして、ひのしたようこです!
宜しくお願いします~! 
(Eさん)はじめまして!
Eのお部屋見ますか?
えっ?いきなりいいんですか?
はい、どうぞ、こちらのお部屋です。 
おじゃまします。わー、ここでお勉強されてたんですね。
以前のそのままの状態ですか? 
そうです。
勉強机のスタンドに乗ってる、これはヤンバルクイナですか?
あちこちにかわいいいきもののレプリカが。
あっ!分厚い図鑑。本がたくさん。
これはEが小さいころ本屋さんで買った物。
本屋さんのご主人が「この分厚い図鑑を欲しがるなんて
生き物が大好きなんだね」って言われたの覚えてます。 
 小さいころから生き物に興味があったんですか?
(Eさん)はい、そうです!
その原点があって今は沖縄で生き物の研究をされているんですね。
あれ、これは優勝のパネルですか?
ソフトボールをずっとやっていました。
県大会で優勝した時の写真です。
部員全員写ってる真ん中がEです。 
すごい。お父さんお兄さんは野球、娘さんはソフトボールで大活躍。
しかも、ピアノがお上手でしたよねえ。  
 あれ?どうしてご存知?
以前お電話でお話をしていた時、
電話口の向こうからものすごく素敵なピアノの音色が。
確かドビュッシーだった記憶があります。 
へーそうでしたっけ?
ドビュッシー確かに好きですね。
娘は息子と違ってコツコツタイプなんです。
ピアノは4歳から中3まで習っていました。
高校ではとにかくソフト部が忙しくてやめちゃいましたが、
気分転換に弾いていましたね。 
階段の踊り場に立派なお習字の掛け軸が。
あれはEが小学校の時に学校で書いてきたものです。
素晴らしい大作ですね。
本当はお習字クラブじゃないの希望してたけど
第三希望のになっちゃったのね。
先生がEちゃんならやってくれるだろうって
いつも嫌なのに回されるのね。 
Eさんが優しいことみんなが知ってるんですね。
なんだかこうしているとEさんが一緒にいるみたいですねえ。
お母様は小さいころどんなでしたか?  
(Eさん)よくおしりピシピシされました。
     厳しかったです。  
厳しかった。どんな時に叱られたんでしょう? 
(Eさん)どんな時かなあ、
     自分が悪かったってことはおぼえています。
叱るのは人に嫌な思いをさせた時だけ
「小さいころは厳しく、おおきくなったらほっておく」
子どもは、小さいころのことはよく覚えていないから、
そのうちにしつけちゃうのがいいと思い ます。  
やはり小さいころが大切ですよね。
「つ」がつく間に躾けましょう!
そして「その後はお子さんたちの意思を尊重する」を実践されたのですね。
素晴らしいです。


(チャイム:ピンポーン)


もしや、Sくん! 
おかえり~! 
(Sくん)ただいま~。
お帰りなさい。おじゃましてます!
はじめまして、ひのしたようこです!
(Sくん)はじめまして。 
(なんて素敵な笑顔!アイドルのほほえみ) 
 そういえば、おばあちゃんのお葬式にSの友達がたくさんきてくれたよね。
(Sくん)そうだったね。 
Sの母さんのは来るかわかんないけど、
ばあちゃんには世話になったからって。
そうなんですか~?
やっぱりSくんのお友達は
おばあちゃまの愛情をひしひしと感じていたんですね。
Sくん、今までいろいろインタビューさせていただいてました。
お父様お母様の素晴らしい子育てに感動しています。
ひとこといただけたら。  
(Sくん)両親を尊敬しています。  
お~素晴らしい。  
突然ですが、母と子のお二人のお写真、
写させていただいてもよろしいでしょうか?
(Sくん)いや(はにかんで) 
この二人で撮りましょう。
えー?私とですか~?
キャー!
ではお言葉に甘えてお願いします。
ハイチーズ!
Sはバレンタインにチョコレート60個もらう男だからね。 
ひえ~。60個(^_^;)
本当にありがとうございます~!家宝にします~。
(残念ながら写真は公開できませんが宝物に(^_-))  

(Sくん自室でお仕事に入る)

素敵なご家族に触れ合えて、今幸せな気持ちになっています。
最後にCさんから子育て真っ最中のみなさんに
メッセージをお願いできますか? 
 どうせ子育てに時間を取られるなら、
自分も一緒に楽しんじゃうといいと思います!
 本当にそうですね。
また今度はパパにも会ってやってください。
今日は飲み会で留守だったから。 
ありがとうございます。
ぜひお会いしたいです!
本日はインタビューありがとうございました!
おじゃましました~。 




インタビュー後記

Cさんは出産前、幼稚園に勤めていらっしゃって
娘さんが6歳まではお勤めをやめ、子育てに専念。
再び勤務された幼稚園は中度、重度の
障害を持つ子もたくさん通っていたそうです。

「子育て?私は何もしていないよ」と言われましたが良く気がつき、
いつも明るく陽気で、本当に太陽のように家族を照らし続ける
理想的なお母さん だなと感じました。
娘さんが「お母さんいつもこの調子、悩まないよね。」
ご本人も「悩んでもしょうがないよ。悩むことにすぐ飽きちゃうから、
瞬間頭をよぎるけどすぐ 忘れてしまうの」と。
お子さんたちのことを心から信頼している様子が伺えました。

そして母親であるCさんが関わる一人一人との関係が
とても素晴らしく、親のそういった姿を見て、感じて、
人とのコミュニケーションの方法を
学んでいかれたのではないかなと理解しました。
「頭は下げるもの、メロンはあげるもの」に
全ては集約されていたような気がします。
謙虚に頭を下げること、そして相手が喜ぶことをすること。
それは誰とでもうまく付き合っていくことのできる
究極の子育て法なのではないかなと。
黙って行動するお父様の後ろ姿は、息子さんにとってはまさにお手本。
大きな背中がものを言っていたのでしょうね。

また今回、Cさんのお母様お姉様にもお会いすることができました。
お子様たちは、お父さんお母さんはじめ、
両方のおじいちゃんおばあちゃん、おばさんなど
強力な人生の先輩たちとのふれあいの中で、育まれ大きく成長され、
そして 唯一無二の一人一人が生み出されたのだなあと確信しました。
海という自然の力、おおらかな気持ちにさせてくれるその環境も
人の心に大きく影響しているのではないかなと感じた
今回の突撃インタビューでした。

Kファミリーのみなさま、大変お世話になりありがとうございました!


先輩ママの突撃インタビューおわり